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ある日、キングは言いました。
キング 「あのさぁ~あ(ちょっとねちっこい)、
水曜日って、何曜日やったっけ?」
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さて、この6月の頭に、京都で国際学会がありました。普段はアメリカでやっている学会ですが、今年は何を思ったか、京都でやろうと。
そんなわけで、ガイジンさん達がたくさん京都にやってきました。坊主やキングも、知り合いのガイジンさんやそのまた知り合いのガイジンさん達が京都をエンジョイできるように奔走しておりました(坊主はほぼ見てただけ)。
キング、特にイングリッシュが得意なわけではありません。それでも、彼は果敢に攻めます。ガイジンさん達に色々と話し掛けます。決して綺麗で流暢なイングリッシュというわけにはいきませんが、ちゃんとしっかり通じています。
いやいや、大したものです。坊主、感服しました。
しかし、そこはやはり我らがキング。
もちろん、間違えちゃいます。
その①: 結局、どっちなんですか?
数年前から筋トレに目覚めたキング。目覚めたての頃は、よくこんなことを言っていました。
キング 「最終的には、外人みたいになりたいねん。ほら、白いTシャツがピッチピチになるくらい、腕が筋肉で太くなってるヤツ。外人の自動車工とかみたいな感じ」
とてもアカデミアを目指す人間の表現とは思えませんが、どうやら、北米の肉体労働者達を脳裏に描いている模様。
そんなキングのお眼鏡に適うガイジンさんが、今回も現れました。坊主の友人でもある、Cさんです。
キングは、Cさんとのコミュニケーションに果敢に挑みます。
キング 「(イングリッシュで)僕は、あなたの筋肉が好きだ」
Cさん 「What?
いや、おれはノーマルなんだけど...」
見事にゲイの人だと誤解されました。
しかし、キングは諦めません。翌日、最挑戦です。「私はゲイではない」ということを伝えようとします。
キング 「昨日は言い方が下手で、あなたに誤解させた。その誤解をはっきりと解いておきたい」
Cさん 「ふんふん。何だい?」
キング 「はっきり言おう。
I am not a GUY!」
Cさん 「オーケー、オーケー!! もう分かったから!!」
注意: guy = やつ、男。
gay = 同性愛者。
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その②: 何かの隠語ですか?
へこたれない男キングは、そんな失敗を経つつも、他のガイジンさん達とのコミュニケーションにも果敢に挑戦します。
海外からのゲストをもてなす場合、日本の文化や伝統について話すことが多いと思いますが、その中でも食べ物の話はよく出ると思います。もう納豆は食べてみたか?とか。
さて、キングはあるアメリカ人に馬刺しの話を始めます。
アメリカ人は聞きます。馬刺しって何だ?と。
キングは伝えようとします。自分が、かつて、馬の生肉を食したことを。
キング 「I ate a raw ホーず」
アメリカ人「え!?」
キング 「I ate a raw ホーず」
隣にいたCさん「おい、ひょっとして、ホーズじゃなくって、ホースじゃないか?」
ホーズってのは、つづりは知りませんが、どうやら娼婦さんのことらしいんですね。すなわち、キングの言葉を直訳すると、
キング 「私は、生の 娼婦を 食べた」
...何の話ですか?
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